読者が選ぶ文庫本『本の日大賞』/790書店で候補作フェア/フェア販売数で大賞決める

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 「読者が選ぶ文庫本『本の日大賞』」候補作フェアが9月1日から展開されている。全国の790書店で順次行われる。同賞は「BOOK MEETS NEXT」の一環として新設されたもの。店頭売上冊数をもとに受賞作を決める。フェア期間は9月30日まで。

 「本の日大賞」は同賞実行委員会が主催し、出版文化産業振興財団(JPIC)のBOOK MEETS NEXT事務局が運営に携わる。
 出版業界の活性化を目指し、夏冬には「芥川龍之介・直木三十五賞」、春には「本屋大賞」が催されるなか、秋開催の大規模な文学賞がないことから創設された。
 主要文学賞の対象になりにくい文庫にフォーカスし、読者の購入が投票になる形式をとって、今までにない「書店と読者がともに選ぶ文学賞」を目指す。
 対象は1~5月に刊行された新刊文庫。選考委員であるリラィアブルの佐藤暁哉社長、ブックジャーナリストの内田剛氏、未来読書研究所の田口幹人氏が候補作10点を選出した。
 候補作は全国790店舗でフェア展開を実施。取次各社の協力のもと、参加店を募った。大賞作はフェアでの売上冊数と、JPICメールマガジン会員の投票で決定。11月1日の「本の日」に発表する。
 選考委員の田口氏は、新刊が大量に出版される現在、各書が店頭展開される時間は短くなっているため「賞をきっかけに、もう一度、読者と出合える機会をつくれれば」と話す。
 候補作10点は次の通り。(1)『存在のすべてを』(朝日文庫)、(2)『星の教室』(ハルキ文庫)、(3)『未明の砦』(角川文庫)、(4)『くもをさがす』(河出文庫)、(5)『滅びの前のシャングリラ』(講談社文庫)、(6)『此の世の果ての殺人』(同)、(7)『リカバリー・カバヒコ』(光文社文庫)、(8)『銀一匁の武士』(祥伝社文庫)、(9)『ツユクサナツコの一生』(新潮文庫)、(10)『水車小屋のネネ』(毎日 文庫)

 出典:新文化オンライン2026年9月10日号 3面
https://www.digitalshinbunka.jp/PB3854PCS_000/index.php) 


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