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2025423

科学ジャーナリスト賞20周年記念 村上陽一郎先生講演会

東京都
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【登壇者】村上陽一郎先生

【イベント内容】
科学ジャーナリスト賞20周年記念を記念して東京大学名誉教授で科学史、科学哲学ご専攻の村上陽一郎先生にご講演いただきます。村上陽一郎先生から講演にあたって下記のようなお言葉をいただいております。現代の科学ジャーナリズムのとるべき姿勢はどのようなものか、をお話いただきます。ぜひふるってご参加ください。

〈村上陽一郎先生より〉
「科学ジャーナリズム 専門家でない専門家(lay expert)とは何か」 人工知能(AI)やmRNAワクチンなど科学の成果物抜きで現代の社会を語ることはむずかしい。科学の産物の社会への浸透に伴い、科学の成果やその限界を社会に伝えるテレビや新聞の報道の重要性も増している。「科学を報道するジャーナリズム」とはいったい何者なのか? 科学ジャーナリズムはかつて、研究者と普通の人の間に立って、研究の内容を判り易く伝えることを主目的としていた。しかし、そこではジャーナリズム本来の役割である「批判」的な姿勢は、ほとんど無視される。現代ではそこに多少の変化が生まれている。ひとつは「双方向性」とでも言うべき点である。素人の立場から、何が判らないのか、何を説明して欲しいと考えているのかを適切に研究者に伝えることもジャーナリズムの役割であると考えるようになった。もうひとつは、より根元的で、研究者が無縁でありがちな、社会と研究成果との関連から生ずる倫理的問題などについて、研究者に伝え、考えさせる素材を提供することもまた、科学ジャーナリズムの重要な役割である、とされるようになっている。専門家の持つ専門性を大事にしながらも、<lay expert>(専門家ではない立場での専門家)であることこそ、現代の科学ジャーナリズムのとるべき姿勢ではなかろうか。


詳細やお申込みについては下記よりご確認ください↓
https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-250423
※会場参加チケットは、2025年4月23日18:30までの販売、
オンライン参加チケットは、イベント終了後も2025年5月8日 12:00までの販売となります。

 
開催期間 2025年4月23日(水) 19:00
開催場所 東京都豊島区南池袋2-15-5
主催 ジュンク堂書店 池袋本店
書籍ジャンル その他
イベント種別 トークイベント
予約 必要
料金 有料
お問い合わせ mjbookonline-cs@maruzenjunkudo.co.jp
公式HP https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-250423